プロによる歯の予防|千葉市稲毛、京成稲毛の歯医者

プロによる歯の予防

プロケアについて

お口を健康に保つためには、ご家庭でのホームケアと歯科医院で行うプロケアと両立させることが必要です。
プロケアは、あなたが生涯にわたって健康なお口を保てるよう、最適なタイミング・頻度で行っていきます。

歯石の除去

プラークが石のように固まってしまったものを「歯石」といいます。強力に歯にくっついているため、歯磨きでは落とすことが出来ませんから定期的に歯科医院で専用の器具を使って落としてもらいましょう。

歯のクリーニング

専用の器具を使ってご家庭での歯磨きでは落としきれない汚れ(バイオフィルム)を落とします。むし歯や歯周病の予防になるだけでなく、歯が本来持つ白さや輝きを取り戻すことができます。

フッ素塗布

家庭では使えない高濃度のフッ素を塗布します。
低濃度のフッ素が入った家庭用の歯磨剤と歯科医院での高濃度のフッ素塗布を組み合わせていくと効果的です。

歯みがき指導

ご家庭でのお手入れをより良く行うために、あなたのお口に合ったお手入れ方法をご案内します。

スケーリング・ルートプレーニング(SRP)

スケーリングとは、歯に付着したプラークや歯石、その他の沈着物などを器械的に除去する事です。
ルートプレーニングとは、汚染された根面のセメント質や象牙質を除去して、硬くなめらかな根面にすることです。
両方の操作で歯肉の炎症はなくなり、歯周組織がさらに破壊されるのを抑制します。

SRPで歯周組織改善

SRPは患者様の負担もあり、一般的に1回の治療で4~6歯の範囲で行います。

初診時

歯肉に発赤、腫脹がみられ歯周病が進行しています。

SRP前
SRP後

スケーリング・ルートプレーニングにより炎症が治まり、口腔内の環境が改善しました。

補綴治療後

歯肉縁下のSRPに入るタイミング

  • ブラッシング時に出血しなくなる。
  • 歯肉の発赤、腫脹が治まる。
  • ブラッシングにより、見た目にも歯肉の状態が改善されてからSRPを行います。

SRP後の知覚過敏について

セメント質や象牙質表層部まで除去され、象牙細管が露出するために知覚過敏が起こります。通常は1週間がピークで象牙細管が石灰化して2~3週間で消えていきます。

麻酔の使用について

深い歯周ポケット底のSRPは、患者様によっては多少痛みを伴うことがありますので、事前に麻酔をしてから処置します。

PMTCについて

PMTCは「Professional Mechanical Tooth Cleaning」の略で 歯科医師、歯科衛生士のように特別な訓練を受けた専門家(Professional)により、器具(Mechanical)とフッ化物入りペーストを用いて、全ての歯面(Tooth)の歯肉縁上及び縁下1~3㎜のプラークを機械的に除去(Cleaning)する方法です。

PMTCの治療手順

  • 治療計画

    歯の染め出し検査などを行い、お口の中を診査して、現在のお口の状態を説明し、今後の治療方針をご相談します。

  • 歯石除去

    専用の器具を使って歯石を細部までとります。

  • 着色除去

    重炭酸ナトリウム塩を専用の器具から吹き出して、歯の表面のヤニや茶渋などの着色をとります。

  • 研磨

    専用のジェル(フッ素配合)を使って、歯と歯の間や表面を1本ずつ丁寧に磨きます。

  • フッ素塗布

    仕上げに、口の中を洗い、歯質を強化するフッ素を塗布します。

  • ホームケア

    最後に、家庭でのブラッシングの指導や今後の計画を話し合います。

フッ素による虫歯の予防効果

フッ素の虫歯予防効果には、再石灰化の促進、歯質の強化、虫歯菌の酵素抑制が挙げられます。 歯は虫歯菌が出す酸によって歯の表面が溶かされ虫歯になります。しかし、唾液や歯垢の中にフッ素があると、その溶かされた歯の表面が修復されて、元の健康な歯質を取り戻すことができます。その作用を「再石灰化」といい、フッ素はその再石灰化作用を強化する働きがあります。
また、フッ素が歯に作用すると、表面にあるエナメル質の結晶が安定し、虫歯菌の出す酸に対する抵抗力を強めます。

せんげん通り歯科では、フッ素を直接歯に塗る、フッ素歯面塗布法を行っています。これは、歯ブラシや綿球、綿棒などを用いてフッ素を歯に直接、年3~4回塗布する方法です。乳歯の生え始めから行うことができ、乳歯、永久歯にも同様の虫歯予防効果があります。