当院では、担当歯科衛生士制に基づき、プロによる専用の器材を使った定期的なマウスクリーニングを実施しております。歯の表面上の汚れ(お茶、赤ワイン、喫煙による汚れなど)も取り去ることができます。
クリーニングを定期的に行なっていると虫歯や歯周病の再発率が10分の1以下になるという北欧のデータがあります。
虫歯のメインテナンス
歯科医院には悪くなったときに行けばいいと思っていませんか?
一度治療した歯は、虫歯になりやすく再治療の可能性が高くなります。
定期的に歯科医院へ通うことの4つのメリット
- 虫歯のなりやすさを検査してもらえる
- 歯磨きでは落としきれない汚れをクリーニングしてもらえる
- 自分のお口にあった歯磨きの方法を教えてもらえる
- 必要があればフッ素を塗ってもらえる
定期的に歯科医院に通っている人とそうでない人では歯を失う比率が大きく異なっています。
定期的に歯科医院へ通いプロケアを行うことで、歯を失うことを効果的に予防します。
仮に虫歯や歯周病にかかっても病気の程度を軽くでき、悪くなってから通院するよりも時間と費用が少なくすみます。
歯周組織のメインテナンス
長期に渡り患者様自身でプラークのない状態を維持することは難しいことです。
そこで、定期的なメインテナンスにより歯周組織の健康を維持することが大切です。
初診時
プラークコントロール不十分で歯肉の腫脹を認める。
術後
炎症が治まり歯肉が引き締まる。
10年後
プラークコントロール良好で歯周組織を長期間健康に保つ。
プラークコントロール抜きの歯周治療はありえないし、メインテナンス抜きの歯周治療もありえません。
歯周治療が終了しても、治療後のプラークコントロールが悪ければ再発します。
患者様自身のホームケアと、歯科医院での定期的なプロケアで、予防と管理が必要です。
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プラークコントロールの評価。
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出血があれば、炎症の存在を示しています。
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分岐部のプラークコントロールとカリエスチェック。
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プラークコントロールが良いと白線が明瞭になります。
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垂直性骨欠損、根分岐部など根の解剖学的形態が複雑な部位などを注意して診査します。
メインテナンスの診査と評価
歯科衛生士によるプロケアは、主に以下のような事を行います。
全身診査
健康状態や口腔衛生状態などをお聞きして、患者様の生活状態などを把握します。
口腔の検査
プラーク付着の評価、歯周組織の診査、歯周ポケットの測定を行います。
X線写真による判定
1年に1回を目安に歯槽骨の吸収程度を観察します。
メインテナンス後の再評価
再評価の結果を患者様に伝えて、必要な場合はその処置を行います。